結局、きっと…好き。
次は何を飲もうかなぁ〜…。
ドリンクバーの前で考えてたら隣の機械に何人か分のコップを持った人が現れた。
あ、私邪魔になってないかな…と、少し間をあけた拍子にその隣の人をチラッと見たら。
「ナツメくんっ!?」
…だったからもうビックリ!
キャーッッ!
信じらんないっ!
すっごい偶然!
超嬉しいー!
ナツメくんに会えたー!
嬉しさのあまり、思わずその場にピョンピョンと跳ねてしまった。
「お前、こんなところで何やってんだよ?」
「今日は始業式だけで早く終わったから友達と遊びにきたの。
ナツメくんは?」
「あー…俺は先輩に呼び出されて…」
苦々しくそう言って。
心底、怠そうな顔して人数分のドリンクを注ぐナツメくんが笑えた。