結局、きっと…好き。

そうこうしてる内にナツメくんはさっさと合宿に旅立った。


だけど例え遠くに旅立とうとも、元々私とナツメくんは頻繁に会ってないから合宿だからといって特別大差はない。


だって…会えないことに変わりないから。


だから会えなくて寂しいとか、独りぼっちとか。

そんなことにはとっくに慣れっこで。私にとっては特別珍しくも何ともないんだけど。


でも…。


彼氏がいないからクリスマスが独りなのと、彼氏がいるのにクリスマスに独りなのとではわけが違う。

もう、全然違う。


でも悠里を始め、彼氏持ちの友達たちはみんな当然ながら彼氏と過ごすわけで。


あ〜ぁ…。
私って世界一不幸な子かも〜。


ナツメくんの彼女になれた日は世界で一番の幸せ者だ〜なんて思ってたのになぁ…。


< 193 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop