結局、きっと…好き。

それから梅雨も明けて、7月に入ってしばらくしたある金曜日。


相変わらず今日もお店が忙しくて終わるのが遅くなったから店長が車で送ってくれることになったんだけど…。


お店を閉めてたら店長の友達から電話がかかってきて、かなり急ぎの用事らしくて私を送ってる時間がないからもう私を連れてこのまま行くことになった。


「悪いなぁ…。遅くなっても平気か?」


「うん。さっきお母さんにメールいれといた」


「お母さん、怒ってなかった?」


「うん。店長と一緒って言ってあるし、明日休みだから門限12時まで大丈夫だし」


「…ハハッ!
そんなに信用されてちゃ悪いことできないなぁ~?」


「私とじゃそんな気も起きないくせに~!」


「まぁな~…お前、ペチャパイだからなぁ~」


「ちょっとーッッ!!」


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