結局、きっと…好き。

助手席に座る私はニヤニヤしながら運転する店長を見つめ答えを待った。


「さぁ…どうだろうなぁ?」


「も~…真面目に答えてよ~!」


「聞いてどうすんだよ?ん?

いなかったらお前が彼女になってくれんのか??」


意地悪そうな顔をしてチラッとこっちを見た店長。


「え~…それはないなぁ…」


「何~っ!?
おまっ、俺を振るとはいい度胸だな、おいっ!」


「だって店長、普通に浮気しそうだもん。

モテるから仕方ないんだよ~とか言っちゃって」


「まぁ…モテることは否定しねぇけど。浮気はしねぇぞ、俺は」


そう真顔で宣言する店長の彼女の有無よりも、浮気をしないって言いきれる理由の方が気になった。


「何で浮気しないの?

男の人はしちゃうもんでしょ?浮気…」


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