結局、きっと…好き。
ACT.13

それから車に揺れて15分…−−。


ようやく目的地のお友達さんのところへ着いたらしい。


それにしても結構遠かったな…ここは一体どこなんだろう??


どこかわかんないけど、とりあえずどっかのお店の駐車場に車を止めた店長は外に出るとトランクを開けて何やらゴソゴソとしだして。


「ちょっと手伝ってくれ〜」


後ろから聞こえてきた声に渋々ながら車を下りると店長の横に立った。


「これ…何?」


「ん?これか?

これはフードプロセッサーっつって、まぁ…万能調理機だな」


「それぐらい知ってるけど、何でトランクに入ってんの??」


「さっき電話してきたツレのフードプロセッサーが壊れて困ってるから貸してくれっつぅから届けにきたんだよ。

あ、お前そっちの紙袋持って」


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