結局、きっと…好き。
厨房にいた何人かの人が店長に向かってペコッと頭を下げていたからどうやらみんなと知り合いみたい。
「おい、それここに持ってこい」
そう呼ばれたからキョロキョロ見回すの止め、店長の横に並んだ。
「ねえ店長、ここどこ?
何屋さん?」
「ん〜?ここはツレの店。
創作居酒屋っつって…って、お前わかんねぇか。未成年だもんな」
「??創作…?
うん、わかんないかも…」
普通の居酒屋とどう違うんだろう?
そもそも、普通の居酒屋にさえ行ったことがないから違いなんてもっとわなんないんだけど。
そんな会話をしていると不意に現れた店長のお友達さん。
「わざわざ悪かったな」
そう言って私たちの前に来たその人は、ホントに友達?って疑ってしまうぐらい店長と全然タイプの違う人でちょっとびっくりした。