結局、きっと…好き。
随分な言われようにカチンッ!てきた。
ずっと我慢し続けてきたものが一気にエネルギーに変わって。
もうナツメくんが怖いとか、嫌われたくないとか。
そんな思いは銀河系まですっとんだ。
呪縛とも呼べる長年の想いがなくなったら心が軽くなって、渾身の力を込めてナツメくんのほっぺたをパッチー…ンって叩いてやった。
「ふっっざけないでよっ!!
何が『連絡がこねぇと思った』よ!
連絡こねぇんならナツメくんが電話してくりゃいいでしょう!?
ナツメくんなんか連絡くれないどころか会ってもくれないじゃない!
好きだとも言われたこともないし、デートだってメールだって…何でいつも私なのよっ!
私だってずっとずっと…ナツメくんからの連絡待ってたよっ!
そんな私の気持ちがナツメくんにわかる!?勝手なことばっかり言わないでよ!」