結局、きっと…好き。
そう思ってた時だった。
「お〜い、飛鳥〜?
帰るぞ〜?飯でも行くか〜?」
まぬけな店長の声が聞こえてきた。
でも…。
あ、飛鳥!?
何、呼び捨てしてくれちゃってんの!?
名前でなんか呼んだことないくせに。こんな時に何でっ!?
またまたパニックだった。
何がしたいのよ、バカ店長ッ!
直ぐさま店長の元に走って行ってその口を塞いでやった。
「何、呼び捨てしてくれてんのよっ!」
「何だよ、いいじゃねぇか、別に…。」
「時と場合を考えてよっ!」
そう言ったら、ニヤリ…そう笑って。
「何だよ、飛鳥〜?
お前まだ元彼に未練タラタラなのか〜?
いい加減忘れて俺と付き合えよ〜、な?」
ナツメくんに聞こえるぐらいの大きな声でそう言った。