結局、きっと…好き。

「ちょ…!バ、バカじゃないのっ!?

てゆうか、何言ってんの?頭、大丈夫!?」


もうこのバカ店長、今すぐ息の根を止めてやりたい。


わけわかんないこと言わないでよ!


私1人がワタワタしてると、後からナツメくんがこっちにやってきた。


何か言われるかと思ったけど…何も言わずに私たちの横を通り過ぎてさっさとお店に入って行ってしまって…。


裏口の扉がパタン…ッと閉まった時、もう完璧終わったんだってことを悟った。


もう…認めざるをえなかった。


ヘナヘナ…と力が抜けてその場に座りこんだけど、もう涙は出なかった。


言いたいことは言ったし、平手打ちまでしたし…もう思い残すことは何もない。


もう…終わった。


いや、当の昔に終わってたんだろうけど…目に見える形で今終わった…。


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