結局、きっと…好き。
でも顔を上げて目が合っても気まずいし…。
何か質問でもしてくれたら顔を上げれるんだけどな…。
あ、もしかして知り合いとか?
学校が一緒とか、見たことある子だとか?
そんな好奇心に負けて、チラッとそのお客さんを見たら…。
「ナ、ナツメくん…っ!」
何とびっくりっっ!
知り合いも知り合い。
ついこの間まで彼氏だったナツメくんが立っていた。
私がここでバイトしてるって知らなかったのかな?
いや、でも私ちゃんとメールで言ったはず…。
あ、たまたま買いに……くるわけないよね。ここナツメくんの地元じゃないし。
もしかして…私に用がある…のか…な?
そんな期待なのか予想なのか。
勝手に頭の中でぐるぐる考えていると…。