結局、きっと…好き。
「何で私は違うって思ったの?」
「お前は…俺が怒っても無視しても、どんだけ邪険に扱われようとチョロチョロしてた。
くだらねぇ話してきたり、一日に何回挨拶すんだってぐらいしてきたし。
そうやってチョロチョロしてる中で俺って人間がどんな奴かわかってるだろうから付き合ってから『やっぱり違う』なんてことは言わないだろうと思った」
うん…。
確かに、ナツメくんって人がどんな人かはわかってたつもり。
だから付き合ってからメールがなくても素っ気なくても。
それらは予想の範囲内だったから特別騒ぐことじゃなかった。
「分かってると思うけど、俺は…マメじゃねぇ。
お前みたいに毎日メールを送るとか…俺には無理だ。
そのことをお前は分かってると思ってたし、だから連絡がなくても大丈夫だと思ってた」