結局、きっと…好き。

「でも…いつだったか、お前で着歴がうまった日。

俺からかけ直した時のお前の喜びようが電話ごしでも伝わってきて…我慢させてたんだなって思った」


「…………うん。」


「お前からの連絡が途絶えて初めて分かったよ。連絡を待ってる奴の気持ちが。

特にお前は…あれだけ毎日きてたメールがピタッとなくなれば…そりゃ心配にもなる…」


心配…してくれたんだ。
気にかけてもらえてたんなら…救われた。


今までの毎日のあのメールが報わた気がする。


「最初は…『何か怒ってんのか?』ぐらいにしか思ってなかった。

でも3日経っても、1週間経っても…あれだけ毎日引っ切りなしに鳴ってた携帯が鳴らなけりゃ…終わったと思った」


「何で…連絡してこなかったの?」


チラッ…とナツメくんを見ると眉を寄せて険しい顔つきになった。


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