結局、きっと…好き。
…どれも無理がある。
それにナツメくんのことだ、普通にスルーされそう。
はぁ…厄介な人を好きになっちゃったなぁ、私。
でも…やっぱりナツメくんが好き。厄介でも容赦なくてもナツメくんが…好き。
「あ〜あ…早く夏休み終わんないかなぁ〜??
ナツメくんに会いたいよ〜!」
そうやって毎日毎日、飽きることなくナツメくんのことばっかり考えて想いを募らせた夏休みがようやく終わり。
迎えた9月1日−−−…。
奇跡が起きた。
夏休みの毎日は大抵、昼過ぎまで寝てる生活をしていたのに。今日からまた学校だから7時に起きろと言われてもそれはなかなか無理な話しで…、、。
だけどお母さんに叩き起こされて、まだ半分寝てる頭でフラフラしながらなんとか学校にきてみたら…なんと!!
靴箱でナツメくんに会えた。