結局、きっと…好き。
「馴れ馴れしくすんなよ」って言われるのが。
無視されるのが…怖かった。
1度振られてるからなのか、ひどく臆病になってしまった私はなかなか前に進めず些細なことでも極端に恐れてた。
だから尚更、ナツメくんから話しかけてくれたことが嬉しくて嬉しくて…。
勇気をもらった気がした。それから…チャンスも。
だから絶対、無駄にしないっ!私、もう1度がんばるっっ!!
そう心に決め、燃える私はそれから積極的にナツメくん話しかけるようになった。
学食で会った時。
移動教室の時。
全校集会の時。
いつでもナツメくんを見つけたら話しかけたり手を振ったり、色々なアクションを怠らなかった。
まぁ…ナツメくんは容赦なく斬り捨てごめんっ!って感じだったけど…。