結局、きっと…好き。
初めてのイベントなだけあって私たち1年生はドキドキとワクワクが入り混じってみんなどことなく浮足立ってた。
私もそれにもれることなくウキウキしてて。
いつだって私の頭の中にはナツメくんのことしかないけど、いつも以上にナツメくんだった。
ナツメくんと一緒に文化祭周りたいなぁ〜とか。
ナツメくんのクラスの出し物なんだろう…?とか。
ナツメくん、体育祭の競技何にでるんだろう…?とかとか。
ドキドキ、ワクワク。
未体験のイベントが待ち遠しかった。
私たちのクラスはポップコーンの販売らしく、当日は教室中にキャラメルの甘い匂いが漂っていた。
一方、ナツメくんのクラスはしおりで確認するとどうやらタコ焼き屋さんのようだ。
販売の係だった私はやっと交代になったからナツメくんを見に行くことにした。