結局、きっと…好き。
あぁ…こうゆうのを『萌え〜』って言うんだ、きっと。
そんなことを頭の片隅で思いながら。
写メとりたいなぁ〜…。
絶対、待受にすんのになぁ〜…あ、でも盗撮がバレたら超怒りそう…。
そんな犯罪紛いな考えも頭の片隅で考えつつ…。
普段じゃまず見れないレアなナツメくんに興奮し、影から怪しくハートの熱視線を送る私にナツメくんの友達が気づいてしまい。
「こっちにおいでよ。ナツメ呼んであげるから」
そう声をかけてくれた。
声をかけてくれたのは嬉しいんだけど、初対面のこの人は何で私がナツメくん目当てってわかったんだろう…??
その疑問を素直にぶつけてみると、一瞬面食らった顔をしたお友達さんはその後、苦笑いと共に答えを教えてくれた。
「だって…あれだけ毎日ナツメにアピってる子、さすがに覚えたよ」