結局、きっと…好き。
鏡がないから自分で自分の首から下を見てみたけど……わかんない。
小首を傾げる私にナツメくんはものすご〜くダルそうに答えを教えてくれた。
「日本人のくせに何でそんな明るい頭してんだ。
しかも今、冬だぞ?冬!
何が嬉しくてそんなにスカート短けぇんだよ」
「え?え?……えぇ!?」
「ついこの間まで中坊だったくせに……ガキが派手な化粧しやがって…。
そんなに睫毛の長い人間いねぇしっ!」
「…………。」
「そんな『バカ』を体現してる奴…彼女にいらねぇ」
ちょっと呆れた風に、でもうんざり感もたっぷり含んでナツメくんは気持ちいいぐらいドきっぱり言い放った。
私…全然普通なんだけど。
そりゃ髪は…明るいかもしれないけど金髪なわけじゃないし、スカートだってそんなに短くない。