結局、きっと…好き。
ACT.3
そんなガッッッ…クリ肩を落とした2学期の終業式は12月24日。
つまり、世の中はクリスマスイブなわけで。
街中は幸せカップルで溢れかえってて。
だけど私にはラブラブ過ごせる彼氏もいなけりゃ…たった今、告ってもないのに振られちゃった感じで…。
この通知票、うちのお母さんだったら大喜びして褒めてくれるのになぁ〜。
大体、私とナツメくんじゃレベルが違い過ぎるんだってば。
なんとなく晴れない心と虚しさと。
きっとこの世界で今一番不幸なのは私だ!…なんて悲劇のヒロインじみた思いを抱えながらトボトボと歩く帰り道。
不意に現れたコンビニの大きな窓ガラスに映る自分に気付き立ち止まってしまった。
すると、さっきナツメくんに言われたセリフたちが瞬時に頭を過ぎる。