キスしたくなる唇に。





……今のは絶対先輩寝ぼけてたし。顔真っ赤だったし。




しばらくぼーっと突っ立って、幽体離脱的なノリであたしの意識は半分以上攻略を得た先輩の部屋の中を飛び回っていた。




それからまた倒れこんでうなっている先輩に気づいて、とりあえずベットに移動した。










…キスじゃない。

………うさぎみたいな狼に噛み付かれただけだ!


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