キスしたくなる唇に。

+I Love 学園祭。

+++



学園祭当日。



それは意外と早く訪れた。





だからとりあえず6時前に起きた自分を精一杯褒めてあげて、

いつもはだらしない髪型も自分なりに力を入れて整えた。








「いってきまーす!」



…と、心地よく出発したつもりが、ドアが閉まる前に家の中から聞こえた『どうしたのかしら、気持ち悪い』という母の声で、完全に我に帰った。




なんか、ごめんなさい。


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