キスしたくなる唇に。


他校の生徒も来て活気ずく校内。

ちなみにあたしと千穂は受付嬢。




千穂はだれにでもフレンドリーに接し、その所為かお化け屋敷に入る人数も少なくはなかった。




「お待ちください」だの「いってらっしゃい」言うだけだったから、真っ暗の中怖いメイクをして閉じ込められているお化けたちよりは断然マシなんだと思う。




「あれ、千穂じゃ~ん!」

「あ、マジだ! 千穂じゃん!」




…さっきからやたらとヤンキーに話しかけられたりしている千穂は、ちょっと前に聞いた話によると中学のころヤンキーだったらしい。



よく厚生したな。




< 47 / 172 >

この作品をシェア

pagetop