キスしたくなる唇に。
西野 を 屋上 へ 誘う。
Ⅰ、 『もしかしたら屋上に誰か入っちゃってるかもしれないし、見回り行かない?』的なノリで。
いや、でも、なんであたしが鍵もってんの、って話だよな。
Ⅱ、自然に誘う。(先生に鍵を貰ったと嘘をつく。それか先輩に鍵をあずかったとか)
『花火、屋上で見るとすっごい綺麗なんだよ!』的に。
…うーん、どっちかだったらⅡの方が自然かな。
あたしは意味もなく西野の顔を盗み見する。
心の中では『可愛い』とか『ピュア』とかしかあんま思ったことなかったけど、
普通に見るとかっこいいよなあ。