キスしたくなる唇に。
先輩の手…てゆうか指が純粋にあたしの頬をつっついてきやがった。
「腹黒キャラやめて不思議系キャラに転向するなんてやめてくださいね、ややこしいです」
一気に涙腺が締まった。
よかったような、よくないような。
とゆうかせめて今日だけは泣かしてほしかった。
「やめてよね、泣くの。俺泣かれんの一番困るから」
「じゃあなんで誘ったんですか…」
「帰ろうと思って。そしたらなにか君が泣きそうだったから」
「…前の台詞引用すんのやめてください…」