桜の契約†転生†

「しずくはこの場所にはよく来るのか?」


静かに頷きそして信じがたいことを口にした


「私の命はこの木のものだから。愛する人を殺されて死が頭によぎった私に長い命を分けてくれた…愛する人とまた逢えるまで生きれる時間を…あれから400年…」


これを聞いた時、そんな馬鹿げた話があるか…SFの世界じゃないんだぜ…と思うのが普通だが、俺は疑わなかった。

あの目は嘘をついている目ではない

こんな嘘をついても何のメリットもない


納得してたわけじゃないが俺はそのことに何も言わなかった…
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