桜の契約†転生†
私は思った…もしかしたらその声は桜の木(シェラ)だったのではないかと。
しかし、それは確かめようのないことだけれども、私にはそうとしか思えなかった
「ハクさん…私のことどう思ってますか?呆れていますよね…長い間、教会でお世話になっておきながら人を殺める仕事をしているなんて…」
私は殺し屋になると決めたあの日から、ハクさんとは口を利いていなかった。
教会を出る時も後ろめたい気持ちで、今までありがとうございましたすら言えなかったんだ。
同じ境遇で初めて私を理解してくれた人だったのに…
私は最低な人間だ