桜の契約†転生†
冷たくなった男の手を温めるように私はその手を握り夜は更け朝がやって来た
朝になり、私は知らぬ間に寝てしまっていた。そういえば丸2日寝ていなかったんだ
目の前ではまだ金髪は眠ったままだった
巻かれた包帯と傷跡が痛々しく見える…できることなら変わってあげたい
ただ回復を待つのは本当に胸が痛い
それに社長のこと、一体今何を思っているのだろう…
私のとった行動は決して許されることではない。
最悪の事態を考えるとこの男を殺しにくるかもしれない…
この男を私は守るために社長と殺し合わなければならないのか…?
それだけは絶対に嫌だ
どちらかを失うなんて私には選ぶことはできない