桜の契約†転生†
悩んでいた私にハクさんは声を掛けてきた
「森野さんが今何を考えているのかは分かりませんが、私はあなたの味方です。私はあなたを守ります…」
こんな私なんかの為に優しくしてくれて涙が溢れてきた
涙は金髪の手の平に落ち受け止めるような形となって溜まっていった
「う、ぅっ…」
その時、金髪は目を覚ました
「ここは…どこだ…?俺は……頭の中が真っ白だ…何も頭の中にない、何がどうなっているんだ…?」
金髪は目が覚めてすぐに怯えだした。自分のことすら思い出せなく息を荒げ錯乱している
頭を抱えだし、まるで子犬のように震えている