桜の契約†転生†
「平太かぁ…随分古臭い名前だな…まぁ名前だけでも分かってよかった。他に何か知ってることがあったら教えてくれ」
「私はあなたの恋人…でもごめんなさい、付き合い始めて名前以外はまだよく知らないの…でもあなたは心が優しい人、誰かを傷つけたりとか絶対しない人…」
記憶が喪失していることをいいことに、私は新しい人格を植え付けようとした
その人格は平太の人格…
自分に都合のいいように
この男に愛されるためだけに付いた偽り…
「…恋人だったのか…心配かけて悪かったな…」
「生きててくれてほんとによかった…早くケガ良くなって」
私はまた涙が溢れ出してきた
泣いてるところを見られたくないから急いで一旦部屋を出た
ハクさんも一緒に出てきて礼拝堂で二人でお祈りをした