桜の契約†転生†

近くのコインパーキングに社長の車が停まっているのを発見した。中を覗き込んだが乗っていなく、相変わらず煙草の灰が散らかった汚い車内だった


もうすでに来ているんだ…

何だか胸がドキドキしてきた…数年振りの再会という訳でもないのに、逢うのはそれに等しいような感じがする

雑木林を抜けて私はとうとう再会した

大きな木の下に社長は立っていた


その姿はどこか冷たく何故だか恐かった。体から放つ空気がピリピリとしていて殺伐とした空気さえもかもちだしていた
< 257 / 268 >

この作品をシェア

pagetop