桜の契約†転生†
「久しぶりだなしずく…随分変わったな…顔つきも何だか優しく柔らかくなって、黒以外の服を着てるし…もう俺が知るシェラはどっかに消えちまったんだな…」
社長は私を上から下までざっと見てそう言った
「ごめんなさい、今まで何の連絡もしないで…本当にすみませんでした…」
「謝らなくていい…謝るのは俺の方だ…ついさっきお前の男を殺した…」
えっ?私はその言葉を聞き違いだと思いたかった。そんなこと信じない…
「お前が家を出た後、為助と為成が部屋に侵入し、あの金髪男の息の根を止めた…これが証拠だ!」
携帯電話を私に投げてきた。中を開いてみると、アパートの居間で血だらけになって倒れてる平太の画像が写し出されていた…
私が買ってあげた白いシャツは血で赤く染まり、荒らされた部屋の中で倒れてるのは間違いなく平太だった…