桜の契約†転生†
「平太さん、ありがとうございます。あなたがいなければあの子は生きる希望も見つけられなく、きっと悲しい人生を送っていたでしょう。私はあの子が幸せになってほしいんです、どうかしずくの手を離さないでこれから先もずっと一緒にいてあげてください」
店主は不器用ながら頭を下げた
「はい、俺は死ぬまでしずくの手は離しません。お約束します」
平太の目には一寸の迷いはなかった
仕事も終わり、平太は二人が出逢ったあの桜を見に行こうと言い出した、そこで大事な話があるんだ…
突然のその言葉にしずくは戸惑いながらも「うん」と言い周りの目を気にしながら丘の上に向かった