桜の契約†転生†

「痛っ!誰だ!?」振り向く社長の背後にいたのは五右衛門だった…


「死ぬのはあなたの方だ…」
五右衛門は怒声を上げた
そして私の方に向かってきた


「すみません、間に合いませんでした…この人たちの計画を会社に仕掛けた盗聴器で聴いて、すぐにしずくさんの家に駆け付けたんですが…もう平太は死んでいました…」

「クソッ、また死なせてしまった…俺がもっと早く動いていれば…」

五右衛門は自分を責めた…しかし、それは彼のせいではない。社長たちがしたことだ…


「おい、アパートに行ったんだな?為助と為成はどうしてた?画像を送ってから連絡が取れないんだが…まさか…」


「えぇ、俺が殺しました…少しでも平太の無念を晴らせるように…こんなことで晴れるとは思ってませんが…」


そう答えた瞬間、社長は五右衛門の心臓に目掛けて発砲した
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