桜の契約†転生†
惨劇
そう向かってやって来たのはあの殿様だ…その脇には五右衛門もいる
「たかが桜も切れんこの裏切り者めが、お主など生きてる価値もないわ。このゴミめ!桜もろともここで斬り捨てる」
殿様は眉を動かしながらまるで平太を物のように見て言った
「しずく下がってろ…お前は必ず俺が守る、この桜も…絶対切らせない」
一気に幸せの絶頂から引き落とされたしずくは足が竦みただただ平太のことを見つめることしかできなかった