桜の契約†転生†
「ある…だって平太が私のすべてだから…また巡り逢えるなら何百年だって耐えられる…」
「ならば…」
桜は白い光に包まれその光はしずくの体に降り注いだ…
「これであなたはこれから先何百年と生き続ける体になりました。肉体が朽ち老いることもない不死に近い体です。しかし、もしあなたの平太に対する気持ちが消えてしまった時は生きる力…即ち私の寿命を返して頂きます」
そう言い残すと桜は先程とは見る影もないくらい儚く弱く変わり果てた姿になってしまった…
信じられない現象に戸惑いと目の前の冷たい平太を見つめながらしずくは泣き喚き続けた