桜の契約†転生†
二章 揺れる光
あれから私は誰とも結ばれることなく生きた


人とは違うこの体…


まわりの人たちはどんどん年老い、子を成し、やがて死がやってくるというのに


時の歳月を感じない、いつまでも変わらないでいる私の姿に周りからは化け物扱いされた


昔、町の子どもたちに桜のお化けと言われたが今の私は間違いなく桜のお化けだ…


唯一私に良くしてくれたお世話になった織物屋の店主も病を患い他界した


平太を殺した五右衛門も戦にて命を落とした…


今となっては私を知る者は誰一人とていない


生まれ変わってくる平太を探して土地を移りさ迷う日々に明け暮れた…



更に時は流れ400年後
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