桜の契約†転生†
「ねぇ社長、シェラさんっていくつなんですか?若そうに見えるけどあの目を見てると何だかすべてを見透かされてるような気になるんです…うちのおばあちゃんみたいに」
ジャックはメガネをティッシュで拭きながら社長に言葉を投げ掛けた
(そんな汚いメガネのくせにこのおたく…見る目だけはあるよな)
「正直俺もシェラとは長い付き合いだがその素性はよく知らないんだ…出会って随分経つがあいつのことを今だに…」
「ただ一つ分かっていることはあいつはあれで人一倍優しい奴なんだよ、この裏社会にいるけどな」
笑いながら社長は答えた
何かを隠しているようにみえた…
ジャックは他にも聞きたそうな顔をしていたが時計を気にしている…何か用事でもあるのだろう
こいつの頭の中も俺にはよく分からない
仕事ができるのだけは確かなんだが…