桜の契約†転生†

ビールのグラスに手を伸ばし俺は一気に飲み干した
少しお酒の力を借りて女のことを聞こうとした



「話は戻るがおまえはさっき襲ってきたあの男を許せるのか?」



女は「平気です…」と言いそれ以上は何も言わなかった



「また同じことが繰り返されるかもしれないんだぞ?刺されても不思議と平気な体みたいだが…俺は心配だ…」




「それよりお前は何者なんだ?話したくないなら何も話さなくていいが」



「私の名前はしずく………………」


息を詰まらせているのが目にとれた



「無理には話さなくていいんだ、だけど一つだけ教えてくれ…なぜ、俺をあの時助けた?」
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