クルイウタ
「メガネ良し、ハチマキ良し、結構小物持って来たね!」
美衣がバッグの中を確認する。
「何が欲しくても対応バッチリだよぉ!来い来い、直也っ!!」
あやのテンションも上がっている。
直也の参加する競技は"借り物競走"だ。
「いちばん前ゲットォ!」
ふたりが両手をパチンと合わせた頃、直也は少しだけ長めの髪をサラッとなびかせ、スタートラインに立っていた。
細身の体にバランスの良い筋肉。さすがサッカー部員…といったところだろうか。
『よぉい…パンッ!!』
青空に響き渡る空砲の音と共に走り出す。
美衣がバッグの中を確認する。
「何が欲しくても対応バッチリだよぉ!来い来い、直也っ!!」
あやのテンションも上がっている。
直也の参加する競技は"借り物競走"だ。
「いちばん前ゲットォ!」
ふたりが両手をパチンと合わせた頃、直也は少しだけ長めの髪をサラッとなびかせ、スタートラインに立っていた。
細身の体にバランスの良い筋肉。さすがサッカー部員…といったところだろうか。
『よぉい…パンッ!!』
青空に響き渡る空砲の音と共に走り出す。