後ろの迫田くん
胸ポケットに入れていた携帯の振動に起こされると、ちょうど覚醒された頃チャイムが鳴った。

携帯を開いてみるとメールが来ていた。あたしは開いたメールを見て眉をしかめた。


差出人は山口明美だった。



親しい友人が居ないと言ったが訂正しておこう。

親しいかどうかは疑問だが、まぁそれなりにメールをしたり昼ご飯を一緒に食べる人がいた。


それが差出人の彼女。



あたしは起き上がり、ぬるくなったビタミン17を飲み干しながら教室に向かった。
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