後ろの迫田くん
みっちゃんの手を取ると、
「居たーーー!!」
山口の声が聞こえた。
「良かった。見付かって。」
山口は安心したように息を切らしながら駆け寄ってきた。
あたしもだよ山口。だけど、何でたじろーも?
ぜぇぜぇ言ってる山口の隣に、息を乱さず平然な顔をしてるたじろーが居た。
たじろーはジッとあたしを見て、
「教室で待ってたら校舎裏通って行くの見えてさ、慌てて迫田くん探して!」
早口で捲し立てたのは山口だった。
何でたじろーを呼びに行ったのか分からない。
あたしは山口に近付き、山口のジャージのポケットを漁った。
「な、なに?」
「メロンパン。」
山口が持っているはずのメロンパンの在りかを探した。
「ちょっちょっと!」
身を捩りながら、あたしから距離を取った。
「迫田くん?」
メロンパンに気を取られすぎてたけど、まだ居たんだった。パンダ達。
金髪は青ざめた顔で、
「何にもないのよ。」
何かを否定した。
「わたし達は仲良くなろうとして、ね?」
金髪パンダはあたしに同意を求めてきた。
「居たーーー!!」
山口の声が聞こえた。
「良かった。見付かって。」
山口は安心したように息を切らしながら駆け寄ってきた。
あたしもだよ山口。だけど、何でたじろーも?
ぜぇぜぇ言ってる山口の隣に、息を乱さず平然な顔をしてるたじろーが居た。
たじろーはジッとあたしを見て、
「教室で待ってたら校舎裏通って行くの見えてさ、慌てて迫田くん探して!」
早口で捲し立てたのは山口だった。
何でたじろーを呼びに行ったのか分からない。
あたしは山口に近付き、山口のジャージのポケットを漁った。
「な、なに?」
「メロンパン。」
山口が持っているはずのメロンパンの在りかを探した。
「ちょっちょっと!」
身を捩りながら、あたしから距離を取った。
「迫田くん?」
メロンパンに気を取られすぎてたけど、まだ居たんだった。パンダ達。
金髪は青ざめた顔で、
「何にもないのよ。」
何かを否定した。
「わたし達は仲良くなろうとして、ね?」
金髪パンダはあたしに同意を求めてきた。