後ろの迫田くん
2人で首を傾げているとみっちゃんが登場した。
「お待たせ。」
1年生が2年生の教室に来るのがそんなに珍しいのか、教室内が少し騒めいた。
「ごめんね。少し授業が長引いちゃって。」
そう言いながら近くにあった椅子を引き寄せ、ちゃっかり隣に座った。
「はい。」
目の前に差し出されたのはお弁当?
まさしくあたしのお弁当箱。
朝ダイニングのテーブルにあった物と全く同じ物が目の前にある。
「メロンパン買ってないよね?」
あたしに確かめつつ、手際良く
弁当箱を開けていくみっちゃん。
あたしの分と、もう1人分を。
中身は全く同じ物。
「はい。」
差し出されたお箸を受け取り、あたしはお弁当を食べた。
「毎日メロンパンだけじゃ栄養偏るでしょ。」
優しいみっちゃんは、あたしの体内で吸収される物に対しても優しい。
「こぼしてるよ。」
お箸の使い方が下手なあたしがポロポロこぼした残骸も片付けてくれた。
「良かったね。メロンパンから脱出出来て。」
微笑ましく山口に言われた。
「お待たせ。」
1年生が2年生の教室に来るのがそんなに珍しいのか、教室内が少し騒めいた。
「ごめんね。少し授業が長引いちゃって。」
そう言いながら近くにあった椅子を引き寄せ、ちゃっかり隣に座った。
「はい。」
目の前に差し出されたのはお弁当?
まさしくあたしのお弁当箱。
朝ダイニングのテーブルにあった物と全く同じ物が目の前にある。
「メロンパン買ってないよね?」
あたしに確かめつつ、手際良く
弁当箱を開けていくみっちゃん。
あたしの分と、もう1人分を。
中身は全く同じ物。
「はい。」
差し出されたお箸を受け取り、あたしはお弁当を食べた。
「毎日メロンパンだけじゃ栄養偏るでしょ。」
優しいみっちゃんは、あたしの体内で吸収される物に対しても優しい。
「こぼしてるよ。」
お箸の使い方が下手なあたしがポロポロこぼした残骸も片付けてくれた。
「良かったね。メロンパンから脱出出来て。」
微笑ましく山口に言われた。