後ろの迫田くん
たじろーはみっちゃんの言葉に、今世紀最大の驚きを見せた。


「マジかよ!?」

「たじろー?」


驚きで見開いた目は直ぐに元に戻り、あたしを睨み付けた。


ひっ!!


あたしは今世紀最大の恐怖を感じた。




「はぁー。」


たじろーは顔を掌で覆い、とっても疲れていた。


「だせぇ。」


ポツリと呟かれた言葉は聞きとれず首を傾げていると、


「たじろー?」

「お前本当に分かってんだろうな?」


この台詞どっかで聞いた気がする。


「ム~。」


一生懸命思い出そうとしてると、掴まれていた腕を引き寄せられた。


「うひゃっ!」


あたしはよろめき、そのままたじろーの胸に頭がぶつかった。


「たったじろー!?」


よろめいたあたしは、そのままたじろーに抱き締められていた。
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