後ろの迫田くん
あたしの彼氏は迫田二郎。

あたしは「たじろー」って呼んでる。



なんだか犬みたいな名前だけど、あたしが「たじろー。」って呼ぶと振り向いてくれる。

無愛想で目付きが悪くて、舌打ち大魔王。

だけど、たまにメロメロなたじろー。





「帰るぞ。」


机に置いてあった鞄を掴み、あたしの手を引いて歩きだす。


「お前、鞄は?」

「おうち。」

「どうりで。」


んにゃ?



何かに納得したようで少し呆れた顔をした。


「何でもねぇ。」






今なら分かる。

メガネがキラキラのが錯覚だって。

たじろーがかけてたからキラキラして見えたんだって。







以上が、たまとたじろーのお話。

それじゃあ、シィーユゥ~。



‐Fin‐ 2011.2.3

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