新撰組と〜双子の再会〜【短編】
「何でだよ!!」
「何で?そんなの平助が一番わかってんじゃないの?」
「……確かに俺は怖くて逃げた。だけど今度は!!」
「今度は何?結局は言葉だけ。言葉なんて何回でも言える。」
「莱華いい加減にしろ!!」
パァァン!!
土方が莱華を殴った。
「てめぇはいつまで過去に惑わされてんだよ!!」
「過去?過去じゃねぇよ!!今でもずっとだよ!!
それにアンタにわかるか?
実の親に殴られたあげくに殺されかけた。」
《平助の方が上だわ》
《アンタなんか要らないのよ!どうしてアンタじゃなくて平助が居なくなるの?!》
《アンタなんか………
「《アンタなんか産まなきゃ良かった。》って」