新撰組と〜双子の再会〜【短編】
―――――最初は、
最初は、何でアナタ達に
出逢ってしまったのかって…
本当は少し怖かった。
会ってもし、……
私を忘れていたら?
そんな不安がいっぱいだった。
けど、平助は忘れずにいてくれたから。
それだけでも嬉しかった。
でも、私の過去のせいで
みんなを悲しませてしまった。
「……おまじない。」
気づいたら言っていた。
「ずっと一緒にいたい。
みんなと…この世界で」