天使に恋した私
「・・・一応言っとくけど、
 神瀬はみよじ。名前は悠。」

「だからみよじってなんだよ。」

「・・・いいから。もう面倒くさい。」

「面倒くさいってなんだよ・・・。」

「とにかく、私の名前は悠。」


しばらく男は考えたように沈黙したあと、

「宜しくな・・・悠。」


カァァァ・・・
と顔が赤くなるのは自分でもわかった。

な、何言ってんのコイツ・・・
てか、

「宜しくってなんだよ!?」

「俺、今日から此処に住むー。」

「は!?」

「気に入った。」

「はァ!?」

「親出張中なんだろ?」

「なんで知ってんだよ!」


男は面倒くさそうにベット座り、
私の前髪を引っ張りグイッと自分の顔に
近づける。

ちょ、近・・・・。
てか、前髪痛・・・・。



「俺___________天使だから。」

ニヤリと男は笑った。
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