天使に恋した私
「アンタ・・・。」
「なんだ?」

涙目になってると悠が視線をずらしながら
真っ赤な顔で話しかけてきた。


「・・・す、住むトコ・・・
 ないの?」
「?あぁ。」
「・・・私の家・・・住んでもいい・・・。」
「は?」
「・・・ッ・・・
 私の家ッ!住んでもいいッ!」
「はァ?」
「な、なにっ!?やなの!?」

真っ赤になった悠を見て、
俺は無意識に手を伸ばし、奴の制服の
リボンを引っ張り、顔を近付かせていた。
「な、なにすん・・・。」

真っ赤になってアタフタする悠。

なんだ、コイツ。

なんで、

なんで、

_______抱きしめたくなるんだ?

そんな俺の気持ちを無視して口は勝手に喋りだす。



「元々御前に拒否権はなかったんだよ。」


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