天使に恋した私
男の人(肯定)は苦笑いしている。

「あの・・・なにか、用ですか?」
「あぁ、あの、此処らへんでこの男を
 見ませんでしたか?」
「?」

男の人(肯定)は手に持っていた写真を私に
見せてくれる。

「!!!」
その写真にはユキが写っていた。
そして目の前の男の人も。

ユキは面倒くさそうにそっぽを向いて、
男の人は100人が100人惚れそうな笑顔で
写ってる。

「あ、あの・・・この人が
 どうかしたんですか?」
「んー?いや、別に何もして無いんだけど
 ちょぉっと探してるんだよね。」

怪しい。いや本当に妖しい・・・
じゃなく怪しい。

「あ、あのっ!
 急いでるんで失礼しますッ!」

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