天使に恋した私
「いや、あのね?」
「寄らないで触らないで見ないで。」
「だから俺は・・・。」
「待ってください。警察を呼びますんで。」
「ユキのね・・・。」
「警察は119番だっけ・・・。」

「だーかーらっ!
 俺はユキの友達で!
 ユキと同じ理由で人間界に来たのっ!
 あと警察は110番!」

「・・・。」

「なにその、イタい人を見る目。」

「本当ですかぁ・・・?」

「本当だって。」

そう言い、男は目を細める
すると、大きくて真っ白な、ユキのような
羽が出てきた。

「・・・。」
「あれ?何その反応。驚かないの?」

だってユキのときに
もう見たしなぁ・・・
< 22 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop