天使に恋した私
「んしょ・・・。」
私はまだ着慣れない制服で木に登る。
人がいないのが幸いだ。だってスカートだもんね。

「あの・・・大丈夫ですか?」

私が上を見たら、真っ先に目に入った樹齢300年の大きな木。
結構名物だ。

その枝のところに

人が、

ひっかかってる?

いや、

寝てる?

なんで?

頭に疑問がたくさん浮かぶ。
でも、
面白い。
私は勿論すぐ木に登り、人に近付いた。

「ん・・・。」
その人はかったるそうに返事した後
また眠りに入ってしまった。

「・・・。」
改めて顔を見てみよう。そして気付いたコトを言うよ?

性別 男
容姿 超格好良い

以上。

「なんでこんなトコに人が寝てるの?」
私はその男の髪を撫でてみる。
・・・サラサラだぁ・・・
その手が耳に少しだけ触れると、
ビクッと男の体が震えた。

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